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〈楽譜〉〈YMM〉 エボニーとアイボリーのピアノのくに4
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【GTP01094785】
菊倍判縦/48ページ
ピアノのレッスンが成立し、継続してゆくためには、まず生徒本人がテキストを開き、ピアノに向かうことを楽しいと感じることから始まります。また、弾くことばかりではなく、音楽を表現する背景の力となる総合的な音楽力を知らず知らずのうちに養ってあげることも大切です。生徒自身がこの曲で何ができるようになり、現在どこまで進歩したか、それがどのくらいすごいことか実感しながら進むこと、次の曲に取り組むことに期待感と意欲をもって臨めることも、楽しさにつながる大切な要素です。
「エボニーとアイボリー」には二人の妖精のキャラクターがレッスンの仲間として登場します。二人は曲について問いかけ、語り合い、確認・共感し、時には子どもたちに呼びかけ、励まします。各ページの背景には必ず一本の道が描かれていますが、これはずっと続くレッスンの歩みを表現したものです。この道を歩む課程で、楽典やリズム、ハーモニーなどに親しんでゆくことができます。
キャラクターの会話をレッスン内の会話に発展させることで、子どもたちが「分かる楽しさ」を感じとれるようになれますように。
第4巻にはポジション移動が必要な曲が登場します。指くぐりやが必須となるスケールが含まれる曲や、何度も指くぐりがでてくる曲、全部で30小節を超えて、弾き切るには根気と体力が求められるものも増えてきます。そして最後の曲はブルクミュラーの「アラベスク」。バイエル終了レベルに達します。
「ピアノのくに」は生徒自身が今何を学んでいるのか、自分で理解できるようにすることを目指してきました。なぜこうするのかについてや、覚えなければならない言葉については、エボニーとアイボリーの会話を通じて理解できるよう、工夫を重ねてきました。その会話を手掛かりに、音楽の姿や楽譜の見方がすこしずつでも理解できるようになってほしい。それがこのテキストの目指すところです。 読譜力の向上には1つ1つ音を読むという練習方法もありますが、例えば形式で見るとか、同型反復(ゼクエンツ)に気づくとか、この部分は並行奏でできているとか、ある集合体として見ることのできる能力はとても大切です。そしてそれをどう表現したらよいかを考え、演奏する能力を身につけることが表現力アップの鍵となります。自主性のある、表現力の豊かな小さなピアニストが、このテキストの卒業生からたくさん育ってくれますように。
[1] しずかな うみ
[2] かわいい 舞曲
[3] ほら きれいでしょう
[4] たのしい 朝
[5] かけっこ だいすき
[6] たのしい 集い
[7] じゅんび たいそう 1、2、3
[8] スペインの 歌
[9] 山のぼりの あとで
[10] おとぎばなし
[11] やさしさに つつまれて
[12] 柱時計
[13] 泣きたい ときには
[14] おおぞらへ ジャンプ
[15] つりざおを もって
[16] メヌエット
[17] ふれふれ こなゆき
[18] メヌエット
[19] ふうせんの たび
[20] アラベスク
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