〈楽譜〉〈音友〉デュポール チェロ奏法と21の練習曲 運指・運弓に関する試論とエチュード(原典版/solo+bass)のページ。












 

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〈楽譜〉〈音友〉デュポール チェロ奏法と21の練習曲 運指・運弓に関する試論とエチュード(原典版/solo+bass)


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菊倍判120頁+別丁112頁
ISBN・9784276477018

チェロの定番エチュードである「デュポールの21の練習曲」は、デュポール自らがチェロの奏法に関して幅広い視点から詳細に論じた「試論」と合わせて2部構成の形で出版されたが、現代では実践的な「練習曲」の部分だけが抜き出され、デュポールの意図から離れた形で出回っている。当時の時代背景を踏まえながら「試論」を読み解きエチュードに取り組むという本来あるべき姿に則り、「試論」も「練習曲」も初版に忠実に再現した全文翻訳書として、待望の本邦初出版が実現した。「試論」を正しく理解するにはチェロの歴史など深い知識を必要とするため、随所に訳者からの丁寧な補足がなされている。「練習曲」は難易度の高い曲も含まれるが、「試論」は初心者から上級者まですべてのチェロ奏者が取り組める内容で、解説を読みながら譜例に示された小さな練習曲を試すことによって、必ず大きな成果が得られる。ピリオド奏法に興味のあるあらゆる楽器の奏者にもぜひ読んでもらいたい一冊。

はじめに
訳者序
訳者による凡例
写真◎デュポールが説明する(エンドピンの無い)チェロの構え方と手の形

第1章 チェロのチューニング
第2章 チェロの構え方
第3章 左手のポジションについて
第4章 ネックで演奏する範囲の音階
第5章 同一弦上での音階(上行、及びハイポジションに留まり下行する音階)
 同一弦上での音階・補足
第6章 ネックで演奏する4つの基礎となるポジション
第7章 開放弦を使わずに3本の指で演奏する音階
第8章 あらゆる調に応用できる半音階
第9章 ハーモニクス
 とても便利な弾き方 すなわちネックにおいて最も一般的なハーモニクス(自然ハーモニクスと人工ハーモニクス)

第10章 重音
 第1節 3度、3度の連続
 第2節 3度と2度
 第3節 3度、2度、6度の連続
 第4節 3度と6度の連続
 第5節 4度
 第6節 5度
 第7節 減5度
 第8節 増4度—フランスでは「三全音」と呼ばれる
 第9節 増4度と減5度の運指の違い
 第10節 6度と6度の連続
 第11節 6度と5度の連続
 第12節 6度と7度の連続(及び7度と3度の連続)
 第13節 減7度
 第14節 これまでに紹介した和音の連続を練習するための「まとめ」

第11章 アルペジオの運指とそれに伴う指の拡張

第12章 すべての運指原則を実践・習得するための練習
 No.1 (3連符を3本の指で演奏する練習)
 No.2 (同一弦上で1オクターヴ上行する練習)
 No.3 (ネックのポジションで3本の指で演奏する練習)
 No.4 同一弦上で上行・下行することに慣れるための練習
 No.5 A線での上行・下行の練習
 No.6 同種の練習
 No.7 同一弦上で上行・下行する練習
 No.8 (同一弦上で上行し、ハイポジションでカデンツに至る練習)
 No.9 スラーで演奏する半音階
 No.10 同種の練習、デタッシェで
 No.11 減7の分散和音を上行するための規則的なパッセージ練習
 No.12 同種の練習、同じ減7の分散和音の上行・下行
 No.13 いくつかの例外的な運指について
 No.14 減3度・短3度の運指の違い
 No.15 (6度の重音の練習)
 No.16 同種の練習(6度の運指を用いたフレーズ)
 No.17 (指を弦の上に固定して弾く練習)
 No.18 (ポジションを変えずに弾く練習)
 No.19 (親指で1音ずつ下行していく練習)
 No.20 (同じ指で2つの音を連続して演奏する必要があるパッセージの練習)
 No.21 (オクターヴの運指)

第13章 カデンツ、またはトリル
第14章 開放弦を使用してユニゾンとオクターヴを確認することの必要性
第15章 楽器の調弦方法に関する考察
第16章 弦の振動と共鳴
 共鳴音一覧表
第17章 説明(フラクシオン=ネックの基礎ボジションでの指の間隔の取り方について)
 ★(「ネックの範囲のポジション」での親指の移動について)
 島根オリジナル◎デュポールの「ポジションとフラクシオン」を補完するアイディア

第18章 弓奏法について
 第1節 弓の持ち方
 第2節 弦の上に置く弓のポジション(あるいは向き)
 第3節 弦の上の弓を置く位置
 第4節 弦の上での弓の動かし方
 第5節 弦に対する弓のアタック
 第6節 音を均一に弾くこと、ニュアンス、そして表現
 第7節 音(Son)の均一性と楽器から引き出す音色(Voix)に関する考察
 第8節 ボウイング
  ★「デタッシェ」と「スラー」
  ★「ピケ(PIQUÉ)」
  ★「アルペジオ」
  ★「マルテレのボウイング」または「一弓スタッカート」
 コラム◎デュポールの弓奏法と想定される音について
 第9節 バッテリー奏法(Batteries)
 第10節 弓の形と長さ
第19章 《21の練習曲》(別冊)
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